2011-06-25 [思うこと]
私の心を揺さぶった方白洲次郎さんの住んでいらした
そこから定期的に送られてくる『武相荘便り』があります。
今回このお便りの中でとても心に響いた文章がありましたので
ご了解を得てこちらに転載させていただくことになりました。
みなさんのこころに何かを残せることになりますように。
「武相荘のひとりごと」は当館館長の牧山圭男の手によります。
1923年9月1日、ケンブリッジ大学に留学していた次郎が朝目覚めると、枕辺に寄宿先のご夫婦が立っていて、ジローよ、ロンドンタイムスが「日本全土大津波により海中に没す。」と報じている、誠に気の毒なことだが、せめて我々は君が大学卒業するまで面倒見るから、気を落とさずがんばれと言われたそうです。正子は13歳で御殿場に居り、直接の被害はなかったが東京の永田町の家はつぶれてしまい、父親の考えで翌年には、避難の意味もあってかアメリカに留学いたしました。
当時はまったく今と異なり、ヨーロッパへ行く船旅は何ヶ月も掛かり、情報量も手段もスピードも雲泥の差があり、より正確で早い情報を得たものが、政治においても商売においても優位に立ち、日本国内での風評被害も甚大だったようです。
こんなに情報化スピード時代といわれる今日ですら、今回の不幸な災害でも正確な情報を得るのに時間が掛かり風評被害もあり、混乱するばかりなのはとても残念なことです。どうもこれは情報機能という文明の問題ではなく文化的な二次的人災と言え、民においても官においても情報の一元化と強いリーダーシップの欠如のなせるわざと思えてなりません。
場当たり的対症療法でなく、志とプリンシプルを持った1890年頃の民における福沢諭吉、1923年頃の官に於ける後藤新平などのように、高所に立って公平に人心を善導する優れたリーダーはもう日本には出て来ないのでしょうか。
>高所に立って公平に人心を善導する優れたリーダーはもう日本には出て来ないのでしょうか。
今日の日本の政治状況は
”いつかきっと”リーダーが出てくる!
そう思わないとやっていけないくらい疲弊しちゃっているよね…。
子供たちの時代には
こんな状況が続いていないことを望むよ。
by ひかりこ (2011-06-26 21:41)
少なくとも私が生きている間は出てこない気が(^◇^;)
「自分の利権が第一」率が高すぎます(-_-)
by まつき (2011-06-27 13:26)
この国を導く力のあるリーダーが登場する日があるのかどうか。
戦後、平和の中で危難に立ち向かえるリーダーが求められなくなり、
安穏の中で器の小さな政治家が増えてしまったように思います。
日本人の器は憲法9条によって摩耗され、小さく小さくなっていっているように思います。
人間の器は危機感によってある程度、左右されると思います。
危機感を持つ日本人が増えれば、器の大きなリーダーが現れるのではないかと期待しています。
by yukikaze (2011-06-27 13:39)
出てくるかなぁ・・・間に合うかなぁ・・・
by たいへー (2011-06-28 11:49)