2011-04-11 [思うこと]
先日高校の同窓会の会報が送られてきた。
私の母校は福島県中通りにある。
会報の中に母校の被災状況が書かれてあった。
福島県と言えば今や地震の被害よりも原発の事に焦点が当てられている。
しかし震災の被害は大きかったようだ。
南北に配置されていた校舎の北側の校舎がすべて使用不可能となっており、
4月からの授業の目途が立たない状況にあるという。
プレハブ教室を建てたり、体育館を仕切って教室にしているらしい。
しかしそれだけでは全校生徒が満足に学べない状態だと言う事は卒業した自分にもわかる。
新校舎完成までには4年間程かかるという。
卒業生として微力ながら貢献したいと思い少額だが寄付をさせてもらった。
実は私は仙台にも住んでいた事があり、
今回の東北地方の甚大な被害は他人事とは到底思えないのである。
まして、仙台にいたころ一度震度6強程の大地震を経験し、
恐ろしさや、生活の不便さを感じているのでなおさらだ。
あの時は津波こそ無かったようだったがガス局が火災に見舞われ1カ月以上ガスの供給が無かった。
仙台にいる同級生たちは再びより大きな震災の被害を受けどんな思いをしているのだろうか。
福島県の聞き慣れた地名を聞くたびに同級生たちは大丈夫なのだろうかと思わざるを得ない毎日。
あの惨状が元の美しい街並みや穏やかな暮らしに戻れるのはいつの事だろうか・・・。
母校の被災状況を知ってからブログをアップする気力も失せ虚しさに襲われた。
後輩のご両親は神奈川の後輩の家に避難していたが、
地元福島の親戚等から電話で呼びもどされ(本人たちの希望も強いが)たらしい。
『村八分になると困るから』だそうだ。
この原発の非常時にそうやって地元に戻れる家のある人たちは戻っていくのだろう。
それでいいのだろうか?
この国を支えている国民を危険から守るべき政府はもっともっと真剣に現実を、そして将来を考えてもらいたい。
私の今住んでいるこの場所でさえ安全なのかどうかも疑問である。
子供たちの将来の事を思うと心配をせずにはいられない。
娘たちは子孫を残し、日本という国を支えて行かなければならないのに。
とにかく、日本の未来を担う子供たちを守ってもらいたい。
切に願う。